●江戸明治和本●〈新判〉新用字尽[新板用文障](明暦板系統改編)【判型】大本2巻2冊。縦260粍。【作者】不明。【年代等】江戸前期(元禄頃)刊。刊行者不明。【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。江戸前期に流布した『新用文章(新板用文章)』の改編・改題本。上巻に消息文例、下巻に手形証文文例等を収録した用文章。内題はともに『新板用文障』となっているが、下巻に残る原題簽には『〈新刊〉新用字尽、下〈両点〉』とある(この外題は本書の内容を代表するものとは言い難く、あるいは別本の題簽の貼り違いの可能性もある)。明暦3年刊『〈江戸〉新用文章』(松会板)と比べると、本書は上巻の書状配列に大きな相違が見られ、明暦板第5-7状を本書第16-18条、また明暦板第12条を本書第15条とする。上巻には「正月初て状を遣事」から「留主の間に人来りてあはずして後にやる状之事」までの19状の短文(季節に伴う書状よりも任意の用件や特定の状況下での書状が中心)を収める。また、下巻の「六、万着類之分」のうちの半丁が重複するため、先行板の覆刻であろう。本文を大字・4行・付訓で記す。★原装・題簽付(上巻欠)・概ね美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書の江戸中期刊『御家 新用文章』が、66,000円】。◎この商品はメルカリ「和本倶楽部」と個人HP「往来物倶楽部」のみで販売しているものです。それ以外のショップは全て詐欺です。ご注意ください。
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